リオデジャネイロオリンピックではアジア最終予選として開催されたAFCU-23選手権2016で出場権を見事獲得したU-23日本代表!
また、東京オリンピック2020では開催国なので予選なしの自動で出場が決まっています。
予選があったリオオリンピックでは2012年のロンドンオリンピックからアジア枠も3,5→3に減少!
チームの前評判もそこまで高くなかったんですが結果は3位以内どころか韓国を破り優勝しました。
やはりサッカーは4年に一度のワールドカップが一番ですが、個人的にはオリンピックも独特の雰囲気があり大好きです。
今回はそんなサッカーオリンピックの
【サッカーのオリンピック年齢制限の理由やオーバーエイジ!女子は関係ある】
についてまとめてみたいと思います!
サッカーのオリンピック年齢制限の理由は?
年齢制限のないサッカー世界一を決めるワールドカップと違い、23歳以下という規定があるオリンピック!
この年齢制限も非常にわかりにくく
オリンピック開催前年の12月31日時点で23歳になっていない選手に出場権がある
例えば2016年開催のオリンピックだと2015年の年末で22歳の人達が対象で、大会期間中にはまだ23歳の選手でも出場することはできないんですね!
上のケースだと1993年の1月1日生まれ以降のプレーヤーが対象でした。
ただ問題点として戸籍がしっかりしている日本とは真逆に
シリアU-23代表チームにはこの1993年1月1日生まれが6人おり!!!
一月生まれも3分の2程度の選手が該当し、毎月の確率でゆったら12分の1にほとんど固まっているので超低確率なことでしょう(笑)
毎回オリンピックのたびにこういった年齢詐取疑惑はでてきます。
そもそもなぜオリンピックに年齢制限があるのかというと
その理由は↓
ワールドカップを主催する国際サッカー連盟FIFAとは別のオリンピックという舞台で世界一を決めてしまうと
ワールドカップの勝ちが薄れてしまうといった商業的な理由からオリンピックには若手の選手のみでの大会になっているんですね。
ただこの年齢制限には別の問題点もあり、すでにクラブチームで主力になっているU-23のサッカー選手たちをクラブチームがなかなか怪我の恐れもありオリンピック予選などに出場させたがりません。
本番の五輪代表でもFIFAルールによって選手を拘束する権利は存在せず、特に欧州でプレーする選手の招集はクラブ側と話し合いをして呼んでいる状態なんですね!
このようにIOC(国際オリンピック委員会)とFIFAの間にはとうてい一朝一夕では埋まらない溝がありこの年齢制限は
東京オリンピック以降も間違いなく続いていくでしょう!
サッカーのオリンピックでのオーバーエイジ!
IOCとしては世界で一番盛んなサッカーの年齢制限を撤廃してオリンピックを権威ある大会にしたいところで、何度もFIFAにかけあっています。
現状は、その妥協案として採用されているオーバーエイジ!
こちらは、オリンピックの本番(各大陸予選では採用されていません)でU-23ではない選手を3名だけ参加させることができる制度です。
こういった特殊なルールを採用しているのは数多くあるオリンピック種目でもサッカーだけですね!
チームによっては弱点のポジションを補強したり、あえて将来を見据えたり予選からのまとまりと重視してオーバーエイジ枠を採用しなかったりしています。
日本代表は
2008年北京五輪・・・オーバーエイジ不採用
2012年ロンドン五輪・・・徳永悠平選手と吉田麻也選手の2人のDFがオリンピックに参加。林彰洋選手はバックアップメンバー
2016年リオデジャネイロ五輪・・・興梠慎三選手、塩谷司選手、藤春廣輝選手とポジション別に強化。
2020年東京五輪(コロナの影響で2021年開催)・・・吉田麻也、冨安健洋+遠藤航
などのプレーヤーをオーバーエイジで選出しており、基本的に重要ポジションを補強する方針になっています。
サッカーのオリンピック女子は年齢制限関係ある?
女子の場合はオリンピックでも年齢制限はなく、そのため当然オーバーエイジ自体も存在せず
レジェンド澤穂希選手なんかは30歳を超えてもオリンピックに出場してましたね!
どちらかといえばワールドカップよりも女子ではオリンピックの方が盛り上がりを見せているので今後もどんどん注目が集まってほしいところです!
まとめとして
色々な理由が重なって年齢制限を採用している男子サッカーオリンピック!
ただ、前向きに考えれば若い原石の発掘の舞台にもなりますしオーバーエイジを予想するのもファンの醍醐味の一つかもしれません!