以前放送の1億人の大質問!?笑ってコラえて!新春3時間SPに登場した携帯電話の父として知られている現在、金沢工業大学名誉教授の奥村善久(おくむらよしひさ)さん!
今は誰もが手放せなくなってしまったスマートフォンも奥村さんの研究なしにここまで進化していなかった可能性もあり番組内でもその理論を語ってくれていたので
今回はそんな奥村善久さんの
【奥村善久の経歴や工学界のノーベル賞受賞!奥村カーブって何?】
についてまとめてみたいと思います!
奥村善久さんの経歴は?
日本が誇る工学者であり、電波に関するスペシャリストの奥村善久さん。
そんな彼の経歴を見てみると
21歳の時に今の金沢大学理工研究域にあたる金沢工業専門学校を卒業しているんですが
もともと工学に強い興味があったわけではないんですね。
お父さんがこれからの時代は工学が必要になる!
と勧めたのがきっかけでもしこの時に普通科に進学していたら現在の携帯はどうなっていたのかなと考えるとちょっと不安にもなります。
かなり先を見通せるお父さんで先見の明に長けていますね!
卒業後は通商産業省勤務を経て日本電信電話公社で勤務したり、東芝の日野工場で新移動体通信システム・機器の開発に従事しています。
その素晴らしい功績で、1979年には出身でもある石川県金沢市の金沢工業大学の工学部教授に就任され現在では名誉教授の職についています。
奥村善久さんが工学界のノーベル賞受賞!
笑ってこらえて内でも紹介されていたんですが
工学界のノーベル賞であるチャールズ・スターク・ドレイパー賞を2013年には日本人で初めて受賞するといった快挙を達成している奥村善久さん!
こちらのチャールズ・スターク・ドレイパー賞というのは
アメリカの全米技術アカデミーNAE〔United States National Academy of Engineering〕が年に一回実用的な技術の進歩に貢献した研究者に選出し贈る賞です。
奥村善久さんは
携帯通信の基となるネットワーク・システムを構築したことが選考の理由となっています。
まぎれもない全世界的な実績を作り、工学の世界で一番権威が高い賞を日本人で一番最初にとったパイオニアでしょう。
ちなみに現在では奥村さん以外にも4名の日本人がチャールズ・スターク・ドレイパー賞に輝いており技術大国日本を世界に向けアピールしています!
奥村カーブって何?
そんな奥村善久さんがまだ教授になる前の40代で発表したのが「奥村カーブ」で、1967年に唱えたんですが今でも注目される理論で
こちらは電波の伝わる環境を独自の経験から分類した経験則なんです。
簡単に言ってしまえば
携帯電話の電波の強度が電波を発信する「基地局」から遠ければ遠いほど電波は弱くなり
基地局が少ない田舎などでは最悪圏外になってしまいます
この距離に応じて弱くなっている電波をまとめたものが奥村カーブなんです!
確かに画像を見ても距離が短ければ電波が強いのが一目瞭然です!もちろん、例えば高層ビルや森など遮蔽物があるなど複雑な場合分けがあるので
距離に正比例するわけではないんですが、それを自らの経験や分析でまとめたものが何十年も経った今でも使われているのは驚きです!
まとめとして
携帯電話の父として、技術の発展に大きな貢献をした奥村善久さん!
今は90歳を超える年齢ですが末長く健康でいてほしいものですね。